はじめに

両家顔合わせの意義と最近の傾向
結婚は、新郎新婦だけでなく、お互いの家族にとっても新たな関係の始まりです。特に「両家顔合わせ」は、二つの家族が初めて顔を合わせ、親睦を深めるための大切な機会となります。近年では、伝統的な「結納」に代わり、よりカジュアルな雰囲気の食事会形式で顔合わせを行うカップルが増えています。これにより、両家が肩の力を抜いて自然体で交流し、良好な関係を築く第一歩とされています。
さいたまエリアでの顔合わせが人気な理由
さいたまエリアは、都心からのアクセスが良好でありながら、落ち着いた環境で顔合わせができる点が魅力です。特にターミナル駅である大宮駅や浦和駅周辺には、格式あるホテルや料亭、雰囲気の良いレストランが豊富に揃っており、両家の希望に合わせた会場選びが可能です。交通の便が良いことは、遠方からの参加者にとっても大きなメリットとなります。
両家顔合わせの基本知識
顔合わせの一般的な流れ
両家顔合わせには、結納のような厳格な決まりはありませんが、スムーズな進行のために一般的な流れを把握しておくことが大切です。 一般的な顔合わせは2~3時間程度が目安とされており、以下のステップで進行します。
・両家集合(会場の外またはロビーで)
・入室・着席
・はじめの挨拶
・両家の紹介
・婚約記念品のお披露目・交換(任意)
・乾杯・食事・歓談
・結びの挨拶
・記念撮影
・解散
これらの流れを事前に両家で共有し、新郎新婦が主体となって準備を進めることが成功の鍵です。
よくある進行例とポイント
◦ 新郎新婦がリードする顔合わせは、新郎新婦が両家をもてなす場と捉え、二人で進行役を務めることが多いです。会話が途切れないよう、事前に話す内容のメモや両家紹介のしおりを用意しておくと安心です。
◦ 婚約記念品の交換結納をしない場合でも、婚約指輪や記念品をこの場で披露・交換することで、お祝いムードが高まります。
◦ 記念撮影両家が揃う貴重な機会なので、記念撮影はぜひ取り入れましょう。プロのカメラマンに依頼したり、お店のスタッフに頼んだりすることも可能です。
さいたま市エリアの特色
さいたま市には、大宮駅を中心に多様な飲食店が集まっています。
◦ 大宮駅周辺駅直結のホテルや、老舗の料亭、モダンなレストランなど、幅広い選択肢があります。交通の便が非常に良く、遠方からの参加者にも便利です。
これらのエリアの特色を考慮し、両家にとって最適な場所を選ぶことが重要です。
会場選びのポイントとおすすめ会場
会場タイプ別(和食・洋食・料亭・ホテル・個室など)特徴とメリット
顔合わせの会場選びは、両家の雰囲気や希望を考慮して慎重に行う必要があります。
料亭
◦ 特徴とメリット: 格式が高く、落ち着いた和の空間で会食を楽しめます。旬の食材を活かした懐石料理は、年配の方にも喜ばれやすいです。個室が充実しており、プライベートな会話を気兼ねなく楽しめます。慶事に慣れているスタッフが多いのも安心材料です。
ホテル内レストラン(和食・洋食・中華など)
◦ 特徴とメリット: サービスが行き届いており、安心して任せられます。和食、フレンチ、中華など料理の選択肢が豊富で、両親の好みに合わせやすいです。個室が完備されていることが多く、宿泊施設も併設されているため、遠方からの参加者がいる場合に便利です。結婚式を検討している場合、式場の下見も兼ねることができます。
レストラン(カジュアル・フォーマル)
◦ 特徴とメリット: カジュアルな雰囲気のレストランであれば、リラックスして会話を楽しめます。フレンチやイタリアンなど、普段あまり食べないジャンルを選ぶことで特別感を演出できます。予算に合わせて幅広い選択肢があるのも魅力です。
個室の有無
顔合わせでは、両家が気兼ねなく会話できるよう、個室がある会場を選ぶことが非常に重要です。個室であれば、プライベートな話や結婚に関する具体的な相談も落ち着いて行えます。
予算・アクセス・雰囲気・駐車場事情
会場を選ぶ際には、以下の点を総合的に考慮しましょう。
予算
◦ 一人当たりの食事代は5,000円〜15,000円程度が相場とされています。コース料理を選ぶと、当日の注文の手間が省け、予算も把握しやすくなります。
アクセス
◦ 両家にとってアクセスしやすい地点を選ぶのが理想的です。駅からの距離や公共交通機関の利便性を確認しましょう。
駐車場
◦ 車で来る方がいる場合は、駐車場の有無や料金、台数を確認しておくことが大切です。
雰囲気
◦ 両家の希望する雰囲気に合わせ、格式高い場所か、アットホームな場所かを検討しましょう。静かで落ち着いた空間が望ましいです。
服装マナーと実例ガイド

新郎新婦・ご両親の服装選び
両家顔合わせの服装は、両家で「格」を合わせることが最も重要です。事前に話し合い、フォーマル度を揃えるようにしましょう。
新郎
ブラックスーツやダークスーツが一般的です。清潔感のあるシャツとネクタイを選びましょう。
新婦
上品なワンピースや落ち着いた色のスーツ、アンサンブルが推奨されます。和装(振袖や訪問着など)を選ぶ場合は、両家のバランスを考慮しましょう。露出の多い服装は避け、膝丈のスカートやワンピースを選ぶと良いです。
ご両親(父親)
ブラックスーツやダークスーツが一般的です。新郎の服装と格を合わせるようにします。
ご両親(母親)
新婦より控えめな落ち着いた色のスーツやワンピース、または色留袖や訪問着などの和装が適切です。アクセサリーはパールなど上品なものを選びましょう。
フォーマルとカジュアルのバランス
顔合わせの雰囲気によって、フォーマル度を調整します。
格式重視の場合
全員がフォーマルなスーツや和装で揃えると、統一感があり、より厳かな雰囲気を演出できます。
カジュアル希望の場合
男性はジャケット着用でノーネクタイ、女性はきれいめのワンピースなど、少しカジュアルダウンした服装でも問題ありません。ただし、あくまで「きちんとした場」であることを意識し、清潔感を保つことが大切です。
手土産・贈答品の選び方
顔合わせにふさわしい贈答品とは
手土産は、相手への感謝の気持ちや「これからよろしくお願いします」という思いを込めて贈る大切なものです。
予算
3,000円〜5,000円程度が一般的です。両家で金額に大きな差が出ないよう、事前にすり合わせをしておきましょう。
「消え物」が基本
食品や消耗品など、使ったり食べたりしてなくなる「消え物」が喜ばれます。手元に残るものは、相手に気を遣わせてしまう可能性があります。
日持ちするもの
遠方からの参加者がいる場合や、すぐに食べられない場合を考慮し、常温で日持ちするものがおすすめです。
個包装
家族構成に合わせて、個包装されているものを選ぶと、みんなで分けやすく、衛生的です。
渡すタイミングやマナー
渡すタイミング
会場に到着し、挨拶を交わした後、着席する前のタイミングがスムーズです。もしタイミングを逃してしまっても、焦らず、食事が終わって落ち着いた頃に渡しても問題ありません。
渡し方
紙袋や風呂敷から取り出して、品物自体を両手で丁寧に渡しましょう。相手に正面が向くように渡し、「心ばかりですが」「お近づきのしるしに」といった言葉を添えると丁寧です。
当日の流れと進行アドバイス

到着から会食、締めの挨拶まで
集合
予約時間の5~10分前には到着し、お店の外やロビーで両家が揃ってから入室しましょう。新郎新婦がそれぞれ自分の両親をエスコートするとスマートです。
着席
席順は、出入り口から遠い上座に両家父、隣に母親、そして新郎新婦が末席に座るのが一般的です。ただし、両家が話しやすいよう、新郎新婦が両親の間に座るなど、柔軟に対応しても問題ありません。
はじめの挨拶
新郎または新郎の父親から、顔合わせの趣旨と集まってくれたことへの感謝を述べます。簡潔にまとめましょう。
両家の紹介
新郎新婦がそれぞれの家族を紹介するか、各自で自己紹介をします。趣味や出身地など、人となりが分かるエピソードを交えると会話が弾みます。
婚約記念品の交換・お披露目
食事が始まる前に、婚約指輪や記念品を披露・交換すると、お祝いムードが高まります。
乾杯・会食・歓談
乾杯の音頭は新郎の父親がとることが多いですが、新郎新婦が行っても構いません。食事中は、新郎新婦が積極的に話題を提供し、場を盛り上げましょう。
避けるべき話題: 政治、宗教、病気、お金、自慢話、悪口など、デリケートな話題や対立を生む可能性のある話題は避けましょう。
おすすめの話題: 新郎新婦の幼少期の思い出、家族の共通の趣味、地元の話、旅行、今後の新生活についてなど、明るく楽しい話題を選びましょう。
結びの挨拶
食事が終わりに近づいたら、新郎または新郎の父親から結びの挨拶をします。その後、新郎新婦から改めて感謝の気持ちと、今後の抱負を伝えると良いでしょう。
会計
食事が終盤に差し掛かった頃を見計らって、新郎新婦がさりげなく席を立ち、会計を済ませておくとスマートです。両家で折半する場合も、一度どちらかが立て替えて支払うのが良いでしょう。
記念撮影
食事後、リラックスした雰囲気で全員での記念撮影を行いましょう。
緊張しない会話のコツ・NG例
会話のきっかけ作り
◦ 事前に「顔合わせのしおり」を作成し、両家のプロフィールや新郎新婦の馴れ初めなどを記載しておくと、会話のきっかけになります。
◦ 幼い頃のアルバムや旅行の写真などを持参するのも良いでしょう。
聞き上手になる
◦ 相手の話に耳を傾け、適切な相槌を打つことで、相手は気持ちよく話せます。
質問力を高める
◦ 「きどにたてかけし衣食住(気候・道楽・ニュース・旅・テレビ・家庭・健康・仕事・衣食住)」など、当たり障りのない話題から質問を広げていきましょう。
和やかな雰囲気作りに役立つポイント
新郎新婦の連携
二人で事前に役割分担を決め、スムーズな進行を心がけましょう。
お店のスタッフへの協力依頼
予約時に「顔合わせで利用すること」を伝え、配膳のタイミングや写真撮影の協力などを依頼しておくと良いでしょう。
飲酒は控えめに
お祝いの席ではありますが、新郎新婦は特に飲みすぎに注意し、常に周囲に気を配れる状態を保ちましょう。
まとめと次のステップ

両家顔合わせを成功させるために大切なこと
両家顔合わせは、結婚する二人とそれぞれの家族が、これからの長いお付き合いを円滑に進めるための大切な第一歩です。形式にとらわれすぎず、両家がリラックスして親睦を深められるような場を心がけましょう。そのためには、新郎新婦が主体となって、両家の意見をしっかりとヒアリングし、事前準備を丁寧に行うことが最も重要です。お互いへの配慮と感謝の気持ちを忘れずに、素敵な一日を迎えましょう。
不安は各式場のブライダルフェアで相談を
会場選びや当日の進行、服装、手土産など、顔合わせに関して不安な点があれば、結婚式場のブライダルフェアで相談してみるのも良い方法です。多くの式場が顔合わせに対応したプランを用意しており、プロの視点から具体的なアドバイスをもらえます。特に、さいたま市周辺の式場では、顔合わせから結婚式まで一貫してサポートしてくれるところもあります。
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